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国内ポーカー大会の参加方法と費用 — JOPT・AJPC・NIPPON SERIES

日本の国内ポーカー大会3ツアーの構造図 — JOPTの全国レグ、AJPCのオンライン予選から決勝、NIPPON SERIESの地方巡回を並べた比較チャート
国内ポーカー大会 ポーカー 大会 日本 JOPT 参加方法 JOPT サテライト JOPT チケット ポーカー 大会 参加費 AJPC 2026 NIPPON SERIES ポーカー jopt JOPT 賞金 ジャパンオープンポーカーツアー
目次 (13)
Learning Map
Full learning map
9 / 12
ルール5
役の強さ5
確率・オッズ5
戦略7
トーナメント12
用語集5
GTOソルバー13

国内の大会を調べはじめると、たいてい同じところで止まります。日程は出てくるのに、「で、結局いくらかかるのか」がどこにも書いていない。

理由はわりとはっきりしていて、日本の大会は参加までの仕組みがツアーごとに違うからです。現金で払って座る大会もあれば、チケットを持っていないと入れない大会も、参加費が最初から0円の大会もあります。金額表を一枚作って終わり、という話になりません。

この記事は、公式サイトに実際に書いてある内容だけで、その入口の違いを整理したものです。

大会そのものが初めてなら、まずトーナメントの基礎ガイドから——バイイン・ブラインド・Day 1の考え方を先に押さえておくと、この先の話が読みやすくなります。


✦ 先に結論

国内の大きなツアーはJOPT・AJPC・NIPPON SERIESの3つ。JOPTのメインイベントはサテライトで獲得したチケット(参加権利)が前提で、2026年9月の札幌#02以降は現金だけでは入れません。チケットはサイドイベントでは1枚 ¥10,000として使えます。AJPCはオンライン予選から決勝まで参加費無料。NIPPON SERIESは地方都市を巡る大会で、¥5,000+¥1,000(実質¥6,000)から直接エントリーできます。


この記事の要点

3ツアー
国内の主要シリーズ
¥10,000
JOPTチケット1枚のサイドイベント換算
0円
AJPCの参加費(予選〜決勝)
18歳
JOPTの参加年齢(原則)

国内ポーカー大会の全体像 — 3つのツアーは何が違うのか

3つのツアーは規模・入口・開催地の考え方がそれぞれ違います。JOPTは年8〜9回の大型レグを主要都市で回すツアー、AJPCはオンライン予選を勝ち上がった人だけが集まる年1回の決勝大会、NIPPON SERIESは地方都市を巡りながら開催する全国大会です。「どれに出るか」は、住んでいる場所と、現金を出すかチケットを取りに行くかでほぼ決まります。

JOPTAJPCNIPPON SERIES
開催頻度グランドファイナルを含めて年8〜9大会年1回(決勝は3日間)2026年は9月のGO NAGASAKIまでで8大会
主な開催地東京・大阪・札幌・福岡東京全国の地方都市
メインの入口チケット+現金オンライン予選(無料)直接エントリー
参加費の目安サイド ¥3,000〜¥200,000
(2026 札幌#02)
0円¥5,000〜¥20,000
(+¥1,000/GO NAGASAKI)
運営Japan Open Poker Tour全日本ポーカー選手権一般社団法人Poker Nippon Series
日本の国内ポーカー大会3ツアーの入口比較 — JOPTのチケット制、AJPCの無料オンライン予選、NIPPON SERIESの直接エントリーを並べた図

JOPTとは — 国内最大級のツアーの規模

JOPT(Japan Open Poker Tour/ジャパンオープンポーカーツアー)は、東京・大阪・札幌・福岡を回る国内最大級のツアーです。1回の開催をレグ(各開催回)と呼び、春のグランドファイナルを含めて年8〜9大会というペースです。2026年シーズンは2025年12月27日に東京で始まり、4月24日〜5月6日のグランドファイナルを挟み、7月の東京#02、7月末〜8月の福岡、9月の札幌、10月の東京#03、10月末からの大阪と続きます。

規模はレグによって違います。2026年の札幌#02は、公式のプレイヤーズガイド(2026年9月6日時点)で全78枠が組まれていて、内訳はナンバーイベント53種(#01〜#53)+サテライト7回+Sit & Go 5回+同じイベントの追加フライトとDay 2の13枠です。フライトとは、同じイベントを別の日時に分けて開催する「入口」のことで、メインイベントのDay 1A・1B・1CやOnline Day 1がこれにあたります。「78の大会がある」わけではないので、数える単位に注意してください。

規模を数字で見ると分かりやすくなります。メインイベントのエントリー数は、公式の優勝者ページに残っている記録で以下のように推移しています。

開催2024年2025年
東京(GFを除く最大レグ)4,3544,345
グランドファイナル3,8554,525
大阪 #021,4651,429
札幌 #021,0561,025
2024〜2025年は東京とグランドファイナルが4,000エントリー規模、大阪#02が1,400台、札幌#02が1,000前後(いずれもリエントリーを含む延べ数です)。2026年は、公式の優勝者ページに載っている実績で東京#01が3,241、グランドファイナルが2,816、札幌#01が757エントリーです。グランドファイナルは前年の4,525から減りましたが、東京#01は2025年の2,929から増えていて、レグが違うので単純には比べられません(2026年の東京#02・福岡#01はまだ掲載されていません)。「日本で一番大きい大会は?」という問いに数字で答えられるのは、今のところこのツアーだけです。

2026年の開催地に福岡が加わりました。2026年7月30日〜8月2日がJOPT史上初の福岡開催で、2027年5月にも同じUNITEDLABで2回目が予定されています。地方在住の人にとっては、この1〜2年で選択肢が増えた形です。

JOPTの参加方法は? — メインイベントに出る3つの道

メインイベントに出る道は大会によって違います。ここは2026年8月と9月に公式方針が続けて変わったところなので、古い記事の説明が残っていることがあります。

公式は2026年9月10日の告知で、JOPT 2026 Sapporo #02(9月18日〜)以降、「Main Event」と「Main Event Ticket(参加権利)を利用可能な対象サイドイベント」のダイレクトバイイン(DBI)でのエントリー受付を終了しました。8月21日の「対象トーナメントには国内プレイヤー向けのDBIを設けない」という方針を、メインイベントについてはっきり「終了」と書いた形です。DBIがなくなったのはメインと対象サイドイベントで、ふつうのサイドイベントは今までどおり会場で参加費を払って入れます。

1

① サテライトのチケット

全国のポーカールームで開催される予選でチケットを獲得してから会場へ。対象トーナメントではこれが基本の入口です

2

② 各イベントの参加条件

公式は「店舗サテライト等で取得する参加権利、または各イベントで定められた参加条件」と書いています。メインのDBIは札幌#02以降ありません。必要な権利の数と種類は各大会概要で案内されます

3

③ オンライン Day 1

アプリ上でDay 1をプレイし、通過すると会場のメインイベントDay 2に進めます。2026年の札幌#02では公式アプリ「JOPT Games」で初開催されました

③はレグごとに仕組みが変わります。公式サイトのQ&Aは『ポーカーチェイス』上でDay 1をプレイする形式を案内していますが、2026年の札幌#02では9月5日・6日にJOPT GamesでOnline Day 1が初めて開催され、参加にはファイナルチケット1枚とSilver以上のサブスクリプションが必要でした。通過者はサッポロファクトリーホールで開催されるメインイベントDay 2に進出します。さらに各日の成績上位50%(各日最大15名・2日間で最大30名)には、最終日の「#47 NLH Bullet」参加チケットが1枚付きます。

「チケット」と呼ばれるものが2種類あります。店舗のライブサテライトで配られる旧チケットと、アプリ内のJOPT Gamesのチケット(Trial/Satellite/Final)は別の制度で、使える場所も必要な条件も違います。同じ言葉なので混ざりやすいところです。

JOPT Gamesのサテライトは、海外の大会にもつながっています。2026年10月には11月の台北行き(Mini Main Event)のサテライトが組まれていて、その大会の参加費と入口はAPT Championship 台北2026の参加費と日程にまとめました。

サイドイベントはもっと簡単で、イベントごとの事前エントリーが要りません。会場で施設利用料とドリンクチケット代を払い、各イベントの参加費(札幌#02のプレイヤーズガイドでは¥3,000〜¥200,000)を用意すれば、その場で参加できます。

ただし、どの入口を選ぶ場合でも共通の前提が一つあります。JOPTへの参加にはGameIDの登録が必要です。公式のQ&Aが「JOPTへの参加にはGameIDの登録が必須です」と明記しています。同じQ&Aは「イベント当日は会場にお越しいただき、受付でエントリーを行えばどなたでもご参加いただけます」とも案内していますが、これは参加方法の一般的な案内で、対象トーナメントのメインイベントは前節のとおりチケットが前提です。GameIDの登録自体は行く前にスマホで済ませておくのが確実です。

JOPTのチケットは、結局いくらの価値なのか

公式の「About Tickets」が書いているのはサイドイベントでは1枚 ¥10,000として使えるという一点です。

🔴 ただしこれはすでに発行された「旧チケット」に限った話です。2026年8月の見直しで、この扱いは2026 Tokyo #03・2026 Sapporo #02・2026 Osaka #02の旧チケットについて、有効期限まで従来どおり維持されると公式が明記しました。9月10日の告知で、2027 Tokyo #01向けから付与される新しい「JOPT Main Event 参加権利」はサイドイベント参加費の1万円割引には利用できないと明記されました。

仕組みを見ておきます。8月2日に終了した2026年の福岡#01を例に計算します(この時点ではまだDBIがありました)。

使い道(2026 福岡 #01・終了済み/換算の例)公式表記チケット1枚の換算
サイドイベント1枚 = ¥10,000¥10,000
メインイベント Day 1A・1B・1C Turbo2 Tickets + ¥8,000 or ¥80,000(80,000 − 8,000) ÷ 2 = ¥36,000
メインイベント Day 1 Tokyo(東京開催のフライト)2 Tickets + ¥10,000 or ¥80,000(80,000 − 10,000) ÷ 2 = ¥35,000
現金だけで入れば¥80,000。チケット2枚を持っていれば追加は¥8,000で済むので、その差額をチケットの枚数で割った額が1枚あたりの実質価値になります。福岡#01なら¥35,000〜¥36,000、つまりサイドイベントで使ったときの3.5〜3.6倍です。この換算は「¥80,000に会場の利用料が含まれている」前提の目安です。追加分が福岡は¥8,000、東京開催フライトは¥10,000と会場ごとに違うため、「¥80,000には利用料が含まれていない」と見る場合はチケット2枚=¥80,000、つまり1枚¥40,000という計算も成り立ちます。

💡メインに必要な枚数が揃うまでは、サイドに流さず取っておく。メインイベントに必要な枚数を超えた分は、サイドで¥10,000として使うのが素直です。

もう一つ、チケットには利用条件と有効期限が設定されています。2026年8月の公式方針は、発行済みの旧チケット(2026 Tokyo #03・2026 Sapporo #02・2026 Osaka #02)について、発行時の利用条件を有効期限まで維持するとしています。どのレグ・どのイベントで使えるかはチケットごとの表記が基準です。複数枚をまとめて使うこともできます(「2 Tickets + ¥8,000」という表記がその例です)。

🔴 ただし「この先もずっと同じ扱い」ではありません。公式は2026年9月10日に新制度を発表し、2027 Tokyo #01向けから「JOPT Main Event 参加権利」の付与を始めるとしました。新しい参加権利は「金銭的な額面や割引機能はありません」——取得した本人が指定のメインイベントに出るための権利で、譲渡・換金・ほかのイベントの割引には使えません。いま持っている旧チケットは、発行時の利用条件と有効期限の範囲で引き続き使えます(公式は「有効期限が短縮されたりすることはありません」と明記)。移行期間は旧チケットと参加権利が混在するので、受付で使いたい方を申し出る形です。有効期限と利用条件はチケットごとの表記で確認してください。

JOPTのチケットが使い道で価値が変わる仕組み — サイドイベントでは1枚1万円、福岡メインでは1枚あたり3万5千円から3万6千円相当になる換算図

レグごとに必要枚数が違います。2026年の札幌#02は公式ガイド上「1 Ticket + ¥7,000」、福岡#01は「2 Tickets + ¥8,000 or ¥80,000」でした。10月の東京#03と10月末の大阪#02は、どちらも「3 Tickets + ¥8,000」と案内されています。札幌#02以降のメインには現金だけで入る金額が載っていません。記載漏れではなく、上で触れたとおりメインイベントのDBIが終了したためです。上の換算は福岡#01の表記から計算したもので、他のレグにそのまま当てはめられません。行くレグのプレイヤーズガイドと大会概要を必ず確認してください。

サテライトはどこで開催されているのか

サテライトは会場ではなく、全国のポーカールームで開催されます。公式が専用のカレンダーページを持っていて、そこに日付ごとの開催店舗が並びます。2026年9月のカレンダーを見ると、平日でも1日あたり1〜5件、土日はさらに増えるペースで動いています。

規模感は数字で見た方が早いので、2026年7月の1か月分を数えた結果を置いておきます。

📍

179件

2026年7月の1か月に開催されたサテライトの数

🏠

46店舗

開催したポーカールームの数(表記ゆれを寄せた後)

💴

¥500〜¥16,000

参加費の幅(中央値は¥5,000)

🎫

73%

1位に3枚のチケットが出る大会の割合

1位が3枚もらえる大会が7割というのが効いてきます。優勝すれば、メインに2枚必要なレグでもその日のうちに揃う計算です。「毎週少しずつ貯める」というイメージを持っている人が多いのですが、うまくいけばもっと短期で決まります。

しかも、3枚が出る大会の多く(2026年7月の実測で130件中107件)は2位以下にも3枚を配っていて、いちばん多い配分は「1〜5位に各3枚」(63件)でした。1位だけに3枚が出る大会は23件でした。それでも何回か出て取れないことはあるので、「サテライトに使った合計」の上限を先に決めておくと安全です。ダイレクトバイインが設定されている大会なら、その金額が分かりやすい目安になります。

開催店舗は東京圏が中心で、関西では神戸の店舗が定期的に開催しています。自分の近くでやっているかは、公式カレンダーを見るのが一番確実です。ただし公式ページ自身が「掲載情報は更新前の可能性がある」と断っていますので、最終確認は各ポーカールームの告知で。SNSで「#JOPT」を検索する方法も公式が案内しています。

2026〜2027年の開催予定と、バイインが「未発表」の理由

JOPTは開催日と会場を先に出し、イベントごとの金額(プレイヤーズガイド)はあとから公開します。公開時期のルールは公式に明記されておらず、レグによって差があります——10月8日開幕の東京#03のガイドも、2026年9月6日時点では未公開で、公開を確認できたのは9月23日です。だから「日程は出ているのにバイインが分からない」レグが常に何本かあります。2026年9月27日時点で公式のイベントページに出ている先の予定は、次の6つです(札幌#02は9月23日に終わり、2027年1月の札幌#01が新しく加わりました)。

レグ会期会場
2026 東京 #032026.10.08 – 10.12ベルサール高田馬場(新宿区)
2026 大阪 #022026.10.29 – 11.03堂島リバーフォーラム
2027 東京 #012026.12.24 – 2027.01.03ベルサール高田馬場(新宿区)
2027 札幌 #012027.01.28 – 01.31サッポロファクトリーホール
2027 大阪 #012027.03.18 – 03.22公式未記載
2027 福岡 #012027.05.27 – 05.30UNITEDLAB(大名)
ここで正直に書いておきたいことがあります。この6レグのうち、イベントごとのバイインが公開されているのは東京#03と大阪#02の2つです(2026年9月27日時点)。2027年の4レグ(東京#01・札幌#01・大阪#01・福岡#01)は、開催日と会場だけが先に出ていて、金額表がまだ出ていません。

日程と会場だけなら大会スケジュールのボードでも常に最新の状態を確認できます(開催状況は日付から自動で計算しています)。

これは不備というより、日程と会場が先、金額があとという順序です。過去のレグも同じ順序で公開されてきましたが、ガイドが開催の何日前に出るかは決まっていないので、行くレグの公式ページをこまめに確認するしかありません。

過去のレグの金額を、これから開催されるレグに当てはめないでください。たとえば公式サイトの都市別ページのうち「東京」は、リンクをたどると2026年1月に終わった東京#01のページに転送されます。そこには金額がずらりと並んでいるので「東京は公開済み」と読めてしまうのですが、これから開催される東京#03のガイドとは別物です。見分け方は簡単で、ページ内の日付が「2026.01」になっていたら終わったレグです。

待っている間にできることはあります。前の節のとおり旧チケットは利用条件の範囲で有効期限まで使えるので、金額が出ていないレグでも、そのレグで使えるチケットは先に貯めておけます。金額表を待つ必要があるのは、主にサイドイベントの予算を組むときです。ただし2027 東京#01からは新しい「参加権利」の制度が始まるので、旧チケットがそのレグのメインで使えるか・何枚要るかは、各大会概要が出てから確認してください。

AJPC 2026 — 参加費0円で日本一を目指す大会

AJPC(全日本ポーカー選手権)は、この3つの中で一番分かりやすい大会です。オンライン予選から決勝大会まで、参加費が完全無料。公式が「完全無料、真の日本一へ」と掲げていて、エントリーフィーの欄にもそのまま「完全無料」と書かれています。

2026年の決勝大会は9月20日〜22日、東京のEBiS303で開催されました。公式のメイントーナメント案内は、参加できるのは「予選通過者・前回大会入賞者など、参加権を獲得したプレイヤー」と説明しています。オンライン予選が唯一の道ではありませんが、新しく狙う人の主な経路はそれでした。2026年の予選はアプリ「POKER+」で3段階でした。

段階開始開催日通過率
1次予選2026年7月14日毎日(18:00 / 20:00 / 24:00)参加者の1/10
2次予選2026年7月25日毎週 火・木・土(22:00)参加者の1/5
3次予選2026年8月2日毎週 水・金・日(22:00)参加者の1/4
上の日程は2026年シーズンのもので、決勝大会(9月20日〜22日)はすでに終わっています。2026年大会の結果は9月24日に公式サイトの「イベント結果」に掲載され、メイントーナメントは松村樹来さんが優勝しました。2027年の予選日程は9月27日時点で未発表なので、次回を狙う場合はPOKER+アプリと公式サイトの発表を待ってください。

3次予選を通過すると、本選Day 1のチケットのクーポンコードがPOKER+に登録したメールアドレス宛に届きます。本選Day 1はフリーズアウト(敗退したら再参加できない形式)で、参加できるのは1人1回まで。複数エントリーが判明した場合は失格になると明記されています。

決勝の週末には部門が分かれていて、メイントーナメント(9月20〜22日)のほかに、レディース(9月22日)・シニア(9月21日)・ジュニア(9月21日)・サイドイベント(9月22日)が置かれていました。サイドイベントも「完全無料で開催予定」と案内されていました。

優勝賞品も特徴的です。2027年のWSOPメインイベント出場権と、渡航費のサポート。国内の無料大会から世界最大のシリーズにつながる形になっていて、WSOPがどんな大会なのかを知っておくと、この賞品の重さが分かります。

AJPCは2022年の開催を最後に、公式サイトのアーカイブが2026年まで飛んでいます。公式自身が「完全無料大会が復活」という書き方をしているとおり、数年ぶりの再開にあたります。参加にはPLAYERS+への登録が必要です。

NIPPON SERIES — 地方を巡る全国大会

NIPPON SERIESは、1つのシリーズに2つのブランドを持っています。東京など主要都市で開催する大都市型「NIPPON SERIES」と、地方都市で行政・地域パートナーと組んで開催する地方創生型「GO by NIPPON SERIES」です。

2026年は9月のGO NAGASAKI(9月4日〜6日)までで8大会が開催されています(公式サイトの大会一覧と大会アーカイブより)。

大会会期会場
GO KAGOSHIMA2026.03.26 – 03.29ライカ南国ホール
NIPPON SERIES TOKYO2026.05.01 – 05.06サミー本社
GO TOYAMA2026.05.14 – 05.17ボルファートとやま
GO NAGANO2026.05.21 – 05.24JA長野県ビル アクティーホール
GO NARA2026.06.18 – 06.21奈良コンベンションセンター
NIPPON SERIES FUKUOKA2026.08.11 – 08.16福岡トヨタホール
GO HACHIOJI2026.08.28 – 08.30東京たま未来メッセ
GO NAGASAKI2026.09.04 – 09.06出島メッセ長崎
直近のGO NAGASAKI(2026年9月4日〜6日、出島メッセ長崎)を例にすると、19トーナメントが組まれています。メインイベントは¥20,000+¥1,000でプライズ¥2,500,000、一番安いイベントは¥5,000+¥1,000のウォームアップです。全イベントに¥1,000の追加(2ドリンク付き)が付く形で統一されています。

このツアーの良いところは、告知の時点でイベントごとの金額がすべて公開されていることです。JOPTのように「日程だけ先に出る」形ではないので、予算を先に組めます。事前エントリーが要るかどうかは大会ページで確認してください。

その代わり、先の予定は1大会分ずつしか出ません。GO NAGASAKIの次はGO TOKUSHIMA(2026年10月8日〜11日、あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)大会議室)で、22トーナメント、メインイベントは長崎と同じ¥20,000+¥1,000・プライズ¥2,500,000です(2026年9月27日時点の公式大会ページ)。その次はまだ出ていません。ほぼ月1回のペースで回っているので、次の告知は公式Xで追うのが早いです。

🪶 なお、このシリーズにも年末年始のグランドファイナルがあります。2025-26シーズンは「NIPPON SERIES GRAND FINAL OSAKA」が2025年12月26日〜2026年1月4日、難波御堂筋ホールで開催されました。

JOPTの「プライズ」は賞金ではない — 選手契約という仕組み

ここはJOPTについて国内大会で一番誤解されている部分です。JOPTの「プライズ」は賞金ではありません。公式ページがそのまま「プライズ(選手契約)は、賞金ではありません」と書いています。

仕組みとしては、上位に入った人に「選手契約(業務委託契約)」がオファーされる形です。JOPTや各種大会を宣伝する業務の委託料として支払われ、契約は任意、当日に会場で手続きをします。手続きには写真付きの身分証が必要です。

項目内容
形式業務委託契約(選手契約)
契約任意・当日会場で手続き・期間365日
必要書類写真付き身分証
支払いPOKERWEB COINで受け取り(送金時手数料5%)
個人の受取額の公開秘密保持条項により公開不可(ガイドが出ているレグのプライズ総額はプレイヤーガイドに記載)
つまり「JOPTの優勝賞金はいくら?」という問いに、個人が受け取る額を具体的な金額で答えることは、仕組み上できません。金額を並べている記事があったら、それが何を指しているのかを確認したほうがいいです。非公開なのは契約内容(委託料)なので個人が受け取る額は外から書けませんが、ガイドが出ているレグでは、大会ごとのプライズ総額がプレイヤーガイドに記載されています。

賞金を受け取ったら税金はどうなるのか

日本の大会で受け取ったお金をどう扱うかは、受け取り方と、その人の収入の状況で変わります。「必ず確定申告が要る」わけでも「何もしなくていい」わけでもありません。ここは国内大会に出るなら知っておいて損のない部分です。

🔴 先に断っておきます。ポーカーの賞金がどの所得区分に当たるかを、国税庁は明示していません。下の表は所得区分の一般的な考え方であって、ポーカーがどちらに当たるかを国税庁が定めたものではありません。

所得区分の考え方は大きく2つです。

一時所得
雑所得
一時的なプレーで得た収入
継続的に利益を出そうとしている場合
総収入 − 収入を得るために支出した金額 − 特別控除(最高50万円)
収入 − 必要経費
その金額の2分の1が課税対象
全額が課税対象

国税庁のタックスアンサーは、一時所得を「総収入金額 − 収入を得るために支出した金額 − 特別控除額(最高50万円)」と定義し、その所得金額の2分の1を他の所得と合計して税額を計算する、としています。

確定申告が必要かどうかは別の基準です。給与所得者の多くは年末調整で所得税が確定するため、そもそも確定申告は要りません。そのうえで、給与を1か所から受けていてその全部が源泉徴収の対象になる場合などは、「各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える人」が申告の対象になります。申告の時期は例年2月中旬から3月中旬です。

ここは断定できない部分があります。国税庁が挙げている一時所得の例(懸賞の賞金、競馬の払戻金、生命保険の一時金など6種)にポーカーの賞金は入っていません。「一時的なプレーなら一時所得」という説明は税務解説サイトで広く見かけますが、国税庁が明示しているものではありません。さらにJOPTの場合は前の節のとおり公式が「賞金ではない・業務委託」と位置づけているので、一時所得の枠に当てはめて考えるのは危うい面があります。金額が大きくなりそうなら税理士に確認してください。

当日の持ち物・支払い方法・会場で戸惑う点

当日に必要なものは身分証・GameIDの登録・参加費の3つです。支払いは現金のほかカード・電子マネー・QRコード決済・USDTにも対応しており、会場では施設利用料とドリンクチケット代を別に払います。ここを知らずに行くと受付でつまずきます。

身分証は必須です。JOPTの持ち物案内は、運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・在留カード・学生証・健康保険証のいずれかを挙げています(公式Q&Aでは選手契約のために必須とされ、年齢確認は別項で「受付時に身分証の提示をお願いする場合があります」とされています)。

🔴 ただし同じ選手契約について、公式ページの間で案内が違います。Q&Aは学生証や健康保険証も挙げていますが、選手契約のページは顔写真付きの身分証が必要だとしています。入賞の可能性を考えるなら、最初から運転免許証・パスポート・マイナンバーカードのいずれかを持って行くのが安全です。

支払い方法は思ったより広く用意されています。

手段内容
現金日本円
クレジットカードVisa・MasterCard・JCB など
電子マネー交通系IC・QUICPay・iD・WAON・nanaco・楽天Edy
QRコード決済d払い・楽天ペイ・au PAY・WeChat Pay・銀聯(UnionPay)QR・Alipay(支付宝)
銀聯UnionPay
USDT(Tether)特別対応窓口で受付。レートは当日10:00時点を適用
USDTで払う場合は通常の受付ではなく専用窓口に行く必要があり、ネットワーク(ERC20/TRC20/SOL など)を選んで送金します。送金手数料は自己負担で、アドレスとネットワークが一致していないと回収できない場合があります。

会場でつまずきやすい点も並べておきます。

  • •年齢は原則18歳以上。ジュニア選手権のように18歳未満が参加できるイベントも一部あります
  • •リエントリーは原則3回まで(最初のエントリーと合わせて1フライトあたり計4回)。サテライトにはこの制限がありません
  • •ルールはTDA(Tournament Directors Association)ルールを採用し、JOPT独自のハウスルールを併用。矛盾したときはハウスルールが優先です
  • •GTOなどの戦略ツールの使用は禁止です(テーブルでのアプリ参照も対象)。ハンドレンジや戦略チャートが見える服装も不可
  • •チップレースはありません(レベルアップ時の端数はプレイヤーごとに切り上げ)
  • •主催が用意する駐車場はありません。会場によっては施設側の駐車場があるので、行くレグの会場を個別に確認してください。大阪の堂島リバーフォーラムは公式が「当施設に駐車場はございません」と明記しています
  • •飲食物の持ち込みは原則禁止(提携店舗で買ったものは可)
会場の住所は公式表記のままだと地図アプリで出ないことがあります。大阪の堂島リバーフォーラムは、JOPT側の表記が「大阪府大阪市福島区1-1-17」となっていて、町名の「福島」が抜けています。正しくは「大阪市福島区福島1-1-17」。最寄りはJR福島・新福島・阪神福島・京阪中之島の4駅で、どれからも徒歩5分ほどです。

ルールの細かいところは大会ごとに違いますが、トーナメントの基本ルールとショートスタックの立ち回りを押さえておけば、初参加でも戸惑いはかなり減ります。バブル前後の判断はバブルの考え方が使えます。

よくある質問

Q日本で最大のポーカー大会は?
エントリー数で見るとJOPT(Japan Open Poker Tour)です。東京レグとグランドファイナルはメインイベントで2024〜2025年に3,800〜4,500エントリーを集めました(2024年 東京4,354・グランドファイナル3,855/2025年 東京4,345・グランドファイナル4,525)。2026年は東京#01が3,241、グランドファイナルが2,816(前年4,525)です。2024〜2025年でみると大阪#02が1,400台、札幌#02が1,000前後です。いずれもリエントリーを含む延べ数で、実人数はこれより少なくなります。

QJOPTの参加費はいくらですか?
イベントによって幅があります。2026年9月の札幌#02のプレイヤーズガイドでは、一番安いサイドイベントが¥3,000(NLH Sit & Go)、一番高いものが¥200,000(#41 NLH Crown)と組まれていました。メインイベントは現金だけでは入れず、チケットと組み合わせる表記です(東京#03・大阪#02は「3 Tickets + ¥8,000」)。レグごとに違うので、公式のプレイヤーズガイドを確認してください。

Qサテライトのチケットは他の会場でも使えますか?
チケットごとの利用条件によります。2026年8月の公式方針では、発行済みの旧チケット(2026 Tokyo #03・2026 Sapporo #02・2026 Osaka #02)は発行時の利用条件を有効期限まで維持するとしています。使える会場・イベントはチケットの表記で確認してください。複数枚をまとめて使うこともでき、サイドイベントでは1枚¥10,000として使えます。

Qチケットを持っていなくてもメインイベントに出られますか?
2026年9月の札幌#02以降は出られません。公式は9月10日の告知で、札幌#02(9月18日〜)以降の「Main Event」と対象サイドイベントのダイレクトバイイン(DBI)でのエントリー受付を終了しました。参加には店舗サテライト等で取得する参加権利か、各イベントで定められた参加条件が必要です。2026年の福岡#01(8月2日終了)までは「2 Tickets + ¥8,000 or ¥80,000」と現金の道も併記されていました。ふつうのサイドイベントは今までどおり現金で参加できます。

QAJPCは本当に無料で出られますか?
公式がエントリーフィーの欄に「完全無料」と記載し、「オンライン予選から決勝大会まで、無料で日本一を目指せます」と書いています。ただし決勝の参加権は「予選通過者・前回大会入賞者など」に限られ、新しく狙う人の主な経路はアプリPOKER+のオンライン予選3段階(2026年は通過率1/10 → 1/5 → 1/4)でした。2026年の決勝は9月22日に終わり(メイン優勝は松村樹来さん)、2027年の予選日程は9月27日時点で未発表です。参加にはPLAYERS+への登録が必要です。

Q大会は何歳から参加できますか?
参加は原則18歳以上です。ジュニア選手権のように18歳未満が参加できるイベントも一部にあります。

🔴 18歳以上でも「高校在学中」の場合は、22:00以降の入場・滞在ができません。深夜まで続くイベントは最後まで座っていられない可能性があるので、事前に主催へ確認してください。

なお見学のみの入場も可能ですが、青少年健全育成条例にもとづく時間制限があり、16歳未満は18:00以降、16〜17歳は22:00以降は入場できません(保護者同伴でも不可)。

QJOPTの大阪はいつ・どこで開催されますか?
次の大阪開催は2026年10月29日〜11月3日、会場は堂島リバーフォーラムです。メインイベントは「3 Tickets + ¥8,000」で、サイドイベントは¥8,800(NLH Lucky 8's)〜¥300,000(NLH Platinum)まで組まれています(2026年9月27日時点の公式大会ページ)。その次は2027年3月18日〜22日ですが、2027年の大阪は会場が公式未記載です。なお会場の住所はJOPT側の表記に町名が抜けているので、地図アプリでは「大阪市福島区福島1-1-17」で検索してください。フライトごとの開始時刻、サイドイベントの参加費の内訳、関西でのチケットの集め方はJOPT大阪2026 #02の参加方法と参加費にまとめています。

QJOPTの東京はいつ・どこで開催されますか?
次の東京開催は2026年10月8日〜12日、会場はベルサール高田馬場(新宿区)です。その次は2026年12月24日〜2027年1月3日の年末年始開催で、同じ会場です。10月の東京#03はプレイヤーズガイドが公開されていて、メインイベント(#01)は「3 Tickets + ¥8,000」です。年末年始の2027 東京#01は新しい「参加権利」制度の最初のレグで、必要な権利の数は2026年9月27日時点でまだ公開されていません。

QJOPTの札幌はいつ開催されますか?
2026年の札幌#02は9月18日〜23日、サッポロファクトリーホールで開催されました。規模は全78枠(2026年9月6日時点)で、内訳はナンバーイベント53種+サテライト7回+Sit & Go 5回+追加フライトとDay 2の13枠です。次の札幌は2027年1月28日〜31日、同じサッポロファクトリーホールです(2026年9月27日時点の公式イベントページ)。

Q支払いにクレジットカードは使えますか?
使えます。JOPTは現金・クレジットカード(Visa・MasterCard・JCBなど)・電子マネー・QRコード決済・銀聯・USDTに対応しています。USDTだけは通常の受付ではなく特別対応窓口での手続きになります。

Q賞金には税金がかかりますか?
受け取り方や収入の状況によって変わります。「必ず確定申告が要る」わけでも「何もしなくていい」わけでもありません。給与所得者の多くは年末調整で所得税が確定し、給与以外の所得の合計が20万円を超える場合などに申告の対象になります。国税庁はポーカーの賞金の所得区分を明示しておらず、一時所得なら「総収入 − 支出 − 特別控除(最高50万円)」の2分の1、雑所得なら全額が課税対象という一般的な考え方があるだけです。JOPTのプライズは公式が「賞金ではない・業務委託契約」と位置づけているので、金額が大きくなりそうな場合は税理士に確認してください。

まとめ — どこから始めるか

住んでいる場所と、いくら出せるかで入口は決まります。

  • •0円で日本一を目指したい → AJPC(2026年大会は終了。次回の予選発表をPOKER+と公式サイトで待つ)
  • •近くのポーカールームから積み上げたい → JOPTのサテライト(1位で3枚出る大会が7割)
  • •予算を決めて1回で行きたい → NIPPON SERIES(合計¥6,000から、金額が全部公開されている)
JOPTの2027年のレグはまだ金額が出ていませんが、いま持っている旧チケットは発行時の条件のまま、有効期限まで使えます。ただし2027 東京#01からは額面も割引機能もない「参加権利」に切り替わると公式が発表しているので、「これから先ずっと同じ価値で貯め続ける」前提では考えないでください。

大会中の判断に備えるなら、ICMの考え方とトーナメントとキャッシュゲームの違いを先に確認しておきましょう。ルールから確認したい人はテキサスホールデムの基本ルールへ。


出典

  • •Japan Open Poker Tour 公式サイト — イベント一覧・都市別ページ・Q&A・サテライトカレンダー・About Tickets・プライズ規定・「店舗サテライト運用およびチケット制度の見直し方針について」(2026年8月20日最終更新)
  • •JOPT 公式 — 「Main Event参加方法・参加権利制度変更のお知らせ」(2026年9月10日最終更新)・2026 Osaka #02 大会ページ(2026年9月27日確認)
  • •JOPT Games 公式 — 2026 Sapporo #02 Online Day 1 開催告知(2026年8月29日)
  • •JOPT 2026 Tokyo #03 Players Guide(2026年9月23日確認)
  • •全日本ポーカー選手権(AJPC)公式サイト — AJPC2026開催概要・2026年結果(2026年9月24日掲載)
  • •NIPPON SERIES 公式サイト — GO by NIPPON SERIES 長崎 2026・徳島 2026 大会ページ
  • •国税庁 タックスアンサー No.1490(一時所得)・No.1900(給与所得者で確定申告が必要な人)
※ 日程・金額は変更されることがあります。最終確認は各大会の公式サイトでお願いします。

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